「親が認知症になって、実家がゴミ屋敷状態に…でも本人は片付けを嫌がる」
こんなお悩みを持つ方が、今とても増えています。元・医療ソーシャルワーカーとして20年間、認知症の方とご家族に関わってきた私が、実践的な対処法をお伝えします。
なぜ認知症になると片付けられなくなるのか
認知症になると、脳の「実行機能」が低下します。これは「計画を立てて行動する力」のこと。片付けという作業には、①何が必要か判断する、②優先順位をつける、③行動に移す、という複数のステップが必要で、認知症の方にはこれが非常に難しくなります。
また、「物を捨てること=大切な思い出を捨てること」という感覚が強くなり、感情的に強く抵抗することもあります。
よくある3つのパターンと対処法
①「片付けなくていい」と言い張る場合
本人に「片付けよう」と直接言うのはNG。「ちょっと整理を手伝わせて」「一緒に見てみよう」という言い方に変えましょう。主導権を本人に渡しながら、少しずつ進めるのがコツです。
②何度片付けても元に戻ってしまう場合
認知症の方は新しいことを覚えられません。片付けた状態を維持するには、物の置き場所に大きなラベルを貼る、よく使う物だけを手の届く場所に置くなど、「環境を整える」アプローチが有効です。
③大量の物をため込む「ホーディング」の場合
食料や日用品を大量に買い込む行動は、「不安」から来ることが多いです。まず本人の不安に寄り添い、かかりつけ医や認知症専門医に相談することをおすすめします。
家族だけでは限界…プロに頼む選択肢
認知症の親の実家片付けを、家族だけで抱えようとすると心身ともに疲弊します。特に遠方に住んでいる場合や、物量が多い場合は、専門業者への依頼も選択肢のひとつです。
遺品整理・実家片付けのプロに依頼すると、仕分けから処分・買取まで一括対応してくれるため、家族の負担を大幅に減らせます。
📦 実家の片付け・遺品整理はプロに相談
テレビCMで話題の「出張買取ウリエル」
査定無料・出張費無料。遺品・家具・家電・貴金属など幅広く対応。お電話1本でスタッフが自宅まで伺います。
✅ 無料査定を申し込む →※本リンクはアフィリエイト広告を含みます(出張買取ウリエル/株式会社クオーレ)
ケアマネジャーや地域包括支援センターへの相談も
認知症の方の生活環境の問題は、医療・介護の専門家と連携して解決することが大切です。地域包括支援センターに相談すると、認知症サポーターの派遣や、適切なサービスにつないでもらえることがあります。
一人で抱え込まず、まずは専門家に相談することから始めてみましょう。
まとめ
- 認知症で片付けられないのは「意地悪」ではなく、脳の機能低下が原因
- 「片付けよう」の直接的な声かけはNG。寄り添う言葉かけを
- 環境を整えることで、元に戻るサイクルを減らせる
- 家族だけで抱え込まず、専門家・業者・地域資源を活用しよう
元・医療ソーシャルワーカー(MSW)として20年間、在宅介護・認知症支援に関わってきた経験をもとに執筆しています。