実家の片付けは何から始める?正しい順番と進め方|元MSW20年が解説

「実家を片付けようと思うけど、物が多すぎて何から手をつければいいのか分からない」——実家じまいや親の家の片付けを前に、最初の一歩で立ち止まってしまう方はとても多いです。

元MSW(医療ソーシャルワーカー)として20年、実家の片付けに悩むご家族を数えきれないほど見てきました。結論から言うと、片付けには「正しい順番」があり、それを守るだけで驚くほどスムーズに進みます。逆に順番を間違えると、時間も労力も倍かかり、親子げんかにもなりがち。この記事で、失敗しない順番と進め方を解説します。

実家を片付け・掃除する様子
目次

実家の片付けで失敗する人の共通点

まず、つまずく人にはハッキリした共通点があります。

  • いきなり全部やろうとする:「今週末で一気に」と意気込んで、量に圧倒されて挫折
  • 親に相談せず勝手に始める:「勝手に捨てた!」と信頼関係が崩れる(最頻出のトラブル)
  • 思い出の品から手をつける:アルバムや手紙を見始めて手が止まり、1日が終わる
  • ゴミ袋を用意せず始める:道具不足で中断

特に多いのが2つ目。親が存命なら、片付けは「親の同意を得てから」が大原則です。親が片付けに抵抗する場合は、👉 【実家が汚い】掃除すると怒る親に5ステップ を先に読んでください。

片付けの正しい順番5ステップ

STEP1:親と「方針」を共有する

いきなり物に触る前に、「いつまでに・どこを・どうしたいか」を親(と兄弟)で共有します。「全部捨てる」ではなく「安全に暮らせるように動線を確保する」など、前向きなゴールを設定すると協力を得やすくなります。

STEP2:貴重品・重要書類を最優先で探す

処分を始める前に、通帳・印鑑・現金・保険証券・年金手帳・権利書・遺言書を捜索。これらは相続や手続きに必須です。タンスの奥、仏壇の中、布団の間などに隠れていることが多いので、何かを捨てる前に必ず確認を。

STEP3:1部屋ずつ、エリアを区切って進める

家全体を一度に見ると圧倒されます。「今日は玄関だけ」「次は台所の引き出し1段だけ」と、小さく区切るのが鉄則。終わったエリアが目に見えて増えると、モチベーションが続きます。

STEP4:「残す・処分・保留」の3つに仕分け

すべての物を3つに分類。迷ったものは無理に決めず「保留ボックス」へ。その場で全部判断しようとすると必ず手が止まります。保留品は後日まとめて見直せばOKです。

STEP5:処分・清掃する

処分が決まった物は、自治体の粗大ごみ・リサイクル・買取などで処理。量が多い場合は業者の活用も検討します(後述)。最後に清掃して完了です。手順の詳細は 👉 遺品整理を自分でやる手順 も参考にしてください。

どこから手をつける?部屋別の優先順位

「順番は分かったけど、どの部屋から?」という方へ。おすすめの優先順位はこちらです。

  1. 玄関・廊下(動線):転倒防止に直結。すぐ効果を実感でき、達成感が出る
  2. 水回り(台所・浴室・トイレ):衛生面で優先度が高い。期限切れ食品の処分も
  3. 本人がよくいる部屋(寝室・居間):生活の質に直結
  4. 納戸・押し入れ・物置:物量が多く時間がかかるので後半に
  5. 思い出の品(アルバム・手紙・仏壇):感情が動くので最後に、時間に余裕をもって

ポイントは「すぐ成果が見える場所」から始めること。玄関がスッキリすると「やればできる」と弾みがつきます。思い出の品を最初にすると確実に挫折するので、最後に回してください。

自分たちだけで無理なときは業者を活用

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業者選びで失敗したくない方は、👉 遺品整理業者の選び方・費用相場 も参考にしてください。

まとめ:完璧を目指さず、一歩ずつ

実家の片付けは、①親と方針共有 ②貴重品の捜索 ③1部屋ずつ ④3分類で仕分け ⑤処分・清掃の順番で。部屋は「玄関→水回り→生活空間→納戸→思い出の品」の優先順位で進めましょう。

大切なのは、完璧を目指さないこと。一度に終わらせようとせず、小さな一歩を積み重ねてください。無理だと感じたら業者の手を借りるのも、立派な選択です。

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