「お墓を継ぐ人がいない」「子どもに負担をかけたくない」——そんな思いから、いま樹木葬を選ぶ方が急増しています。でも「費用はいくら?」「普通のお墓と何が違うの?」と不安も多いですよね。
結論:樹木葬は5万〜70万円ほどで、墓石を建てず樹木や芝を墓標とするお墓です。承継者がいらず、管理費もかからないタイプが多いため「子どもに負担をかけたくない方」に最も向いています。
この記事では、元MSW(医療ソーシャルワーカー)として20年間、終活やお墓の相談を数多く受けてきた経験から、樹木葬の費用・種類・メリットデメリット・後悔しない選び方を、やさしく整理して解説します。

樹木葬とは?普通のお墓との違い
樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や草花を墓標(目印)にして遺骨を埋葬するお墓のことです。霊園や寺院が管理する区画に納骨し、シンボルツリーや花壇のもとで眠ります。
普通のお墓との一番の違いは、「墓石を建てない」「承継者(お墓を継ぐ人)が原則いらない」こと。多くは寺院や霊園が永代にわたって供養・管理してくれるため、「自分の代でお墓を終わりにしたい」という方に選ばれています。
樹木葬の費用相場【5万〜70万円】タイプ別早見表
樹木葬の費用は、埋葬方法によって大きく変わります。目安は次のとおりです。
| タイプ | 費用相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 合祀(ごうし)型 | 5万〜20万円 | 他の方と一緒に埋葬。最も安いが後で取り出せない |
| 集合型 | 20万〜60万円 | シンボルツリーを共有し、区画は個別 |
| 個別型 | 40万〜70万円超 | 1区画を専有。家族で入れるタイプも |
このほか、年間管理費(0〜1万円程度)や、銘板(名前を刻むプレート)の費用が別途かかる場合があります。「総額でいくらか」「管理費はいつまで必要か」を必ず確認しましょう。
樹木葬の3つの種類
① 合祀型(最も費用が安い)
最初から他の方の遺骨と一緒に埋葬する方式です。費用は5万円ほどからと最安ですが、一度埋葬すると後から遺骨を取り出せません。「将来お墓を移すかも」という方は慎重に。
② 集合型(バランス型)
1本のシンボルツリーを囲むように、個別の区画へ納骨します。一定期間は個別に安置され、その後に合祀される形が多く、費用と個別性のバランスが取れたタイプです。
③ 個別型(家族で入れる)
1区画を専有し、夫婦や家族で入れるタイプです。費用は高めですが、「家族一緒に」「自分たちだけの space で」という希望に応えられます。
樹木葬のメリット・デメリット
【メリット】
- 承継者がいらず、子どもにお墓の負担を残さない
- 墓石が不要で、一般墓(全国平均約150万円)より費用を抑えやすい
- 多くが永代供養付きで、管理を任せられる
- 自然に還るイメージで心理的な安らぎを感じる方も
【デメリット・注意点】
- 合祀型は後から遺骨を取り出せない
- 親族や菩提寺の理解が得られず、トラブルになることがある
- 「手を合わせる対象(墓石)がない」と寂しく感じる人もいる
- アクセスが不便な郊外の霊園もある
特に多いのが「親族に相談せず決めてしまい、後で揉めた」というケースです。樹木葬を選ぶときは、できるだけ家族・親族と事前に話し合っておくことを20年の相談経験から強くおすすめします。
後悔しない樹木葬の選び方・5つのポイント
- 総額を確認する(永代供養料・管理費・銘板代を含めて)
- 合祀のタイミングを確認(すぐ合祀か、◯年後か)
- アクセスと参拝環境(お参りしやすいか)
- 宗派・宗教の条件(不問か、檀家が必要か)
- 家族・親族の同意を得ておく
複数の霊園を資料請求して比較するのが失敗を防ぐ近道です。費用や条件は霊園ごとに大きく差があるため、最低でも2〜3か所は見比べてから決めましょう。
よくある質問(樹木葬FAQ)
Q. 樹木葬は宗教・宗派を問わず入れますか?
多くの民間霊園や公営霊園は宗教不問です。ただし寺院が運営する場合、檀家になる必要があるケースもあるため、事前確認が必要です。
Q. 後から普通のお墓に移せますか?
個別型・集合型で合祀前であれば移せる場合がありますが、合祀後は取り出せません。将来の可能性があるなら個別型を選びましょう。
Q. 既にあるお墓を片付けて樹木葬にできますか?
はい。今のお墓を「墓じまい」してから樹木葬や永代供養へ移す方が増えています。墓じまいには費用と手続きが必要なので、下の関連記事も参考にしてください。
樹木葬・お墓えらびで迷ったら(無料で比較)
樹木葬や永代供養は、霊園ごとに費用も条件も大きく違います。気になる霊園の資料をまとめて取り寄せ、総額と立地を比較してから決めるのが失敗しないコツです。
後悔しないための注意点
結論:永代供養で後悔しないコツは「親族の同意」「複数施設の比較」「契約内容の確認」の3つです。
- 親族の同意を得る:「勝手に決めた」がトラブルの元。特に合祀は後戻りできないので慎重に
- 複数施設を必ず比較:同じ永代供養でも費用・立地・雰囲気が大きく違う
- 契約内容を確認:個別安置の期間、管理費の有無、お参りの方法などを書面で
特に施設選びは必ず相見積もりを。同じ永代供養でも、霊園によって数十万円の差が出ることは珍しくありません。1社だけで決めず、複数を比較して納得できる供養先を選びましょう。
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永代供養・樹木葬・納骨堂は、霊園によって費用が数十万円変わる大きな選択。1社だけで決めると相場より高く払ってしまうことも。
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まとめ:樹木葬は「負担を残さない」現代のお墓
樹木葬は5万〜70万円ほどで、承継者がいらず管理も任せられる、現代の暮らしに合ったお墓です。最大の注意点は「合祀型は取り出せない」「家族と相談しておく」こと。総額と条件を複数の霊園で比較し、納得して選ぶことが後悔しないコツです。
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